京都市内の寺社

ご案内

このページにおいて、洛中洛東洛西洛北洛南は以下のようにに区分けいたします。

洛中

　街というイメージが強い洛中にも溶け込むようにたくさんの寺社が存在する。

定番寺社

西本願寺　浄土真宗本願寺派大本山。勢力の大きさから内ゲバや政治の影響を受け続けた浄土真宗、その祖たる親鸞の墓所をルーツとする本願寺の正当後継。大谷、石山、天満と場所を変えつつ1591年に現在の場所に移転した。境内には桃山建築の美術が多く残り、中でも時折公開される国宝『飛雲閣』は圧巻の出来である。『池と建築物』という景観で、金閣寺と銀閣寺に並ぶと言って良い。拝観は無料で朝早くから訪れる事ができる。
東本願寺　内ゲバで1603年に独立した大谷派大本山。正式名称は『真宗本廟』であり、正しく本願寺を名乗っているのは西本願寺のみである。こちらも拝観が無料で、毎朝7時から勤行、法話に参加することも可能である。熱心な信徒が経を唱える中アウェーな感じも出るが、浄土真宗の正式な行事に参加する経験は物珍しいと思うので是非おすすめする。
東寺　開山796年、現代に残る唯一の平安京の施設である。初期平安京で西寺とともに許可された唯二の仏教寺院であり、嵯峨天皇と空海によって中国密教が導入されてから日本初の密教寺院となり、現在に至る。西寺は1200年代に荒廃し途絶している。東寺にも往時の建物は残っていないが、南北朝合戦により傷ついた鎌倉時代の東大門などを見る事ができる。
本能寺　かの有名な『信長の焼かれた寺』である。所蔵品は信長軍ゆかりのものも多く、特に森蘭丸所用と伝わる大太刀はとてもかっこいい。ちなみに、燃えた後は場所を移転しており、本能寺の名を忌んで能の字を異体字に変えている。
- 本能寺跡　信長が燃やされた本能寺があった場所。本能寺町の地名に残るほかは、交差点に石柱が残るのみである。
大徳寺　臨済宗大徳寺派大本山の大禅寺。信長の葬儀が大々的に行われた。1315年に建立され、応仁の乱によって一時は後輩するものの後に再興し見事な伽藍が残る。大徳寺で千利休が幅を効かせたため、秀吉がキレて彼を自死に追いやったとされる。
晴明神社　1007年創建、安倍晴明を祀る神社。陰陽師を祀っているが神道施設である。五芒星など、陰陽道要素はそれなりに残っているものの、現代は陰陽道が途絶しており祭礼を含むほぼ全てが神道式である。
北野天満宮　947年創建、怨霊信仰によって祀り上げられた菅原道真公が祭神であり、またの名を天満大自在天神という。全国に散らばる天神、天満宮信仰の大元。江戸時代から学問の神という性格が強まり、寺子屋が置かれた。藁にもすがる受験生の親に対して守銭奴のような商売をしており、中でも金額を重ねるごとによくわからないアイテムがいっぱい貰える学問系祈願の正式参拝プラン一覧は圧巻である。

ずらし寺社

洛東

　いわゆる東山、祇園と呼ばれる地域。世界遺産を含む多くの寺が密集している。

定番寺社

清水寺　778年開山、南部六宗の一つである法相宗の寺で、現在は独立して北法相宗を名乗る。枕草子の時代から人がごった返していたという記録が残る京都最大の観光地。一年坂から清水寺まで、いわゆる歴史的景観が続き、洒落た茶店やらわけのわからないグッズ店が並ぶ。清水寺は午前7時から空いているので、お買い物に執着がなければ早朝の参拝がおすすめ。静かでゆったりとした京街が楽しめる。
六波羅蜜寺　951年開山、真言宗。1363年再建の本堂や、口から観音像を出す空也上人像が有名。それ以外にも宝物殿には仏像が複数所蔵さあれている。
建仁寺　1202年開山、臨済宗建仁寺派大本山。日本最初期の禅寺であり、俵屋宗達の「風神雷神図」や、小泉淳の「双龍図」など、有名な美術品が多く所蔵されている。
八坂神社　656年創建と伝わる。素戔嗚尊が祭神となっているがこれは明治以降で、それまでは仏教神であり祇園精舎の守護神であった牛頭天王を祭神としていた。夜間も開放されているので夜の参詣も一興かもしれない。
知恩院　1175年開山の浄土宗総本山。見事な伽藍と大鐘が有名である。伽藍は江戸時代のものである。
南禅寺　臨済宗南禅寺派総本山。1291年開山。特に有名なのは1888年建設の琵琶湖疏水水路閣だろう。歴史的な価値があるだけではなく、どこを切り取っても写真に映える美しいアーチが持ち味。また、巨大な山門の中にも仏像が安置されており、本堂に負けず劣らずの荘厳さをしており、一見の価値がある。
平安神宮　明治時代に建てられた朝堂院と大極殿を模倣した神社。もともとは洛内に大内裏を復元する計画だったが、用地買収に失敗し洛外岡崎に、8分の5サイズで一部だけ復元した。
東山慈照寺銀閣

ずらし寺社

洛西

　右京にも重なる地域。金閣寺、嵐山という代表的観光地の他に、化野など小規模の『ずらし寺社』が目白押し。

定番寺社

ずらし寺社

洛南

　京都駅、東寺以南の地域。東山から続く小規模の山地の麓に、大寺社が多く存在している。。

定番寺社

ずらし寺社

洛北

　北山通り以北、山間部まで含む地域。貴船神社をはじめとする美しい山の寺社が佇む。

定番寺社

ずらし寺社

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